20代の頃は「子供は望めばいつでもできる」と思っていましたが、現実は甘くはありませんでした。どれだけ性生活をしっかり行っても妊娠しないのです。本当にこの苦しみ・辛さは「頑張っているのに妊娠出来ない人」にしか分かりあえないでしょう。
このページでは、子供は欲しいけど不妊治療は敷居が高くて無理、もう少し自力で頑張ってみたいと思っている方向けに、妊娠するために効果的な方法・妊娠出来たと報告のある方法をまとめました。皆さんの妊活生活が少しでも明るいものになるようお役に立てれば嬉しいです。
この記事を書いている私と夫は、タイミング療法・人工授精・顕微授精(体外受精)を行ってきています。「子供ができない辛さ」は本当に分かっているつもりです。
なんとかその辛さを乗り越えられたのはそこに「希望」があったからです。そして、この記事が少しでも「希望になれば」と思っています。
妊娠出来た人が行っている食生活

妊娠するための大前提として健康な身体でいる必要があります。そこで大切にしたいのが「過剰な糖分や油分は控えること」「バランスの良い食事を心がけること」です。
これによって質の良い卵子とふかふかのベッド(子宮内膜)を赤ちゃんに用意してあげることができます。
特に以下のものは積極的に摂ったほうが良いものです。
- 良質なたんぱく質
⇒卵子をつくるために重要です。 - 根菜の入ったお味噌汁
⇒身体を温めたり、女性ホルモンに似た物質「大豆イソフラボン」を効果的に摂取できます。 - 空腹時の白湯
⇒胃が温まることで血管が開き血流改善に効果的です。
さらにこれを足したら効果があるという代表的なものを厳選して5つ紹介したいと思います。すべてを一気に試すのは難しいですが、始めやすいものから試して、ご自身の体質にあったものが見つかれば是非継続してみてください。
- 抗酸化作用がある!「ルイボスティー」
- 不妊治療に効果があると紹介された!「ウムリン」
- 妊活成分として有名!「マカ」
- 妊活中に欠かせない栄養素「亜鉛」
- エストロゲンと同じ働きをするイソフラボン含有!「豆乳」
抗酸化作用がある!「ルイボスティー」

ルイボスティーに含まれるポリフェノールには優れた抗酸化作用があります。その効果は緑茶の50倍ともいわれ、老化の原因になる活性酸素を除去し、卵子の老化を食い止める手助けをしてくれます。
またルイボスティーはノンカフェイン、ノンカロリーな上、ミネラルが豊富に含まれているので、冷え性やむくみの改善、デトックス効果、そして美容や健康にも良いとされます。
最近はスーパーやコンビニでも手に入るようになったので気軽に始めてみましょう。
不妊治療に効果があると紹介された!「ウムリン」

ウムリンは梅抽出物を使用したサプリで、卵子を活性化させる作用があります。
夫婦ともに身体に問題はなく、「不妊の原因はわからないけど高齢でなかなか妊娠できない」という人は試してみる価値があります。実際私もウムリンを飲んだら妊娠できたので、これは本当におすすめです。
特にNHKや新聞でも「不妊治療に効果」「不妊症への効果が検証された」と報道されたこともあります。国の支援事業にも選ばれている実績あるサプリです。
※初回2980円・いつでも休止、解約可能
妊活成分として有名!「マカ」
マカとはカブのような丸い形をしたアブラナ科の植物で、ホルモンの分泌に必要不可欠なアミノ酸類が豊富に含まれています。女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに似た働きをし、ホルモンバランスを整え、妊娠に適した体内環境をつくる手助けをしてくれます。
またマカには成長ホルモンの分泌や精子の生成に不可欠なアルギニンというアミノ酸も含まれているため、男性が摂取することで質の良い精子を得る効果も期待できます。
不妊の原因がホルモンバランスの乱れである場合は、カップルでの使用をおすすめします。
妊活中に欠かせない栄養素「亜鉛」

牡蠣や豚のレバー、牛肉に多く含まれる亜鉛は、免疫力アップやたんぱく質の合成、細胞分裂の促進、ホルモンバランスを安定させる効果が期待できます。
男性の生殖機能改善に役に立つ栄養素として有名ですが、妊活中の女性にも欠かせないものなので積極的に摂取するべき栄養素です。
ただ亜鉛は食事から摂取すると吸収率が30%程度と低いので、亜鉛と相性の良い栄養素を同時に摂取しましょう。
その代表的なものがビタミンCです。生牡蠣にレモン汁を絞るという食べ方はとても理にかなっているのです。
また葉酸と亜鉛は同じような働きがある上、同時に摂取することで相乗効果が期待できます。葉酸は妊活中に摂るべき栄養素としてとても有名ですよね。亜鉛と葉酸をセットで覚えておけば間違いありません。
エストロゲンと同じ働きをするイソフラボン含有!「豆乳」

大豆製品に含まれる大豆イソフラボンが女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と同じような働きをすることは有名ですよね。
その中でも豆乳は125ml飲むだけで納豆1パックと同程度の大豆イソフラボンが摂取できます。納豆は苦手という人も朝の牛乳1杯を豆乳に変えるだけで手軽かつ手早く妊活が始められますよ。
また豆乳に含まれるサポニンには強力な抗酸化作用があり細胞の老化を抑制してくれるので、卵子の老化予防に有効です。さらにレシチンには血行促進作用があるので冷え性の改善が期待できます。
ただ大豆イソフラボンを過剰に摂取すると、かえってホルモンのバランスを崩すことになりかねません。日本の食卓には大豆製品が並びやすいことを考慮すると、豆乳は1日1杯にとどめておくのが良いかもしれません。
妊娠出来た人に共通する「適度な運動」を心がけよう

妊活成功者の中には運動を始めたら赤ちゃんができたという人が少なくありません。なにも毎日何キロも走るとか、激しい筋トレをするとかいった運動ではなく軽い運動です。
私も続けられる程度に家の周りのウォーキングを始めたところ、数カ月で第一子を授かることができました。
妊活中にやったことはウォーキングだけではないので、運動が直接の原因とはいえないかもしれません。ただウォーキングを始めてから体調がすこぶる良くなったのは間違いありません。
- 妊活中に運動をするメリットとは?
- ストレス発散が体験できたこと、これが何より良かったです
- ヨガもオススメです
妊活中に運動をするメリットとは?
実際に私が運動を通して感じた効果は、
- 冷え性が改善された
- 新陳代謝が良くなったのか、便秘が解消しお肌の調子が良くなった
- 肩こりや腰痛を感じにくくなった
- ストレス発散になった
などがあります。
ストレス発散が体験できたこと、これが何より良かったです
特に個人的には運動してストレスが発散できたことが一番の収穫でした。妊活中は赤ちゃんのためと一生懸命になり過ぎて、他のことに目が行かなくなることが多いです。
そこでウォーキングで外の空気に触れて自然を感じることで心が軽くなりました。そうすると不思議と体調も良くなり、妊活に落ち込んだ時も前向きになれました。
運動をするとなぜ「気持ちが良い」と感じるのでしょうか?実はこのメカニズムは解明されており、脳内で快楽物質「エンドルフィン」が分泌されているからだと分かっています。
このエンドルフィンは「脳内麻薬」とも言われており、モルヒネの6倍の強さを持っていると言われていますが「体に良い」ことが大きく違います。
運動をすると「スッキリする」のはたまたまではなく本当です。家でモヤモヤした時には私はいつも「えいやっ」と運動をするようになり、人生の質(QOL)が高まったように思います。
私はこれまで2度の流産手術(そうは)を受けています。この時は体も心も辛かったですが、運動があったおかげで、上手にリフレッシュすることができました。
ヨガもオススメです
ちなみに現在は二人目の妊活中ですが、今回はヨガに挑戦中です。ヨガ教室に通う時間はないのでDVDを観て自主練しているようなものですが、毎回いい汗かいています。
それにヨガをしていた数人の同僚が口を揃えて「お産が軽かった」といっていたので、今回はダブルの効果を期待しています。
妊娠出来た人は「基本的なこと」もしっかりしている
友達や同僚、ママ友から私が独自にリサーチしたところによると、妊娠できた人には共通点がありました。ほとんどのことが妊活中でなくても健康のために大切な要素です。きっと、健康で活力溢れる生活を送ることが妊娠への近道なのかもしれません。
- 基礎体温を計る
- 冷え性を改善する
- ストレスをためない
- タイミング法
- 睡眠をしっかりとる
基礎体温を計る

自分の身体のことを知るというのは、妊活に限らず大切ですよね。基礎体温を計ることで、身体が妊娠に適した状態になっているのかを把握することができます。
低温期と高温期の二相になっているか、高温期は10日以上続いているか、低温期と高温期の温度差が0.3度以上あるかを確認しましょう。
自分の月経リズムがわかれば、大体の排卵日のあたりをつけることもできます。まずは自分の身体と向き合ってみましょう。
冷え性を改善する

赤ちゃんが欲しいならまずは冷え性を治せ!というくらい妊活に冷えは大敵です。
冷え性により血行が悪くなると、血液は心臓などの生命維持に直接関わる臓器へと優先して送られます。そのため、卵巣や子宮といった生殖機能を担う臓器は後回しにされてしまうのです。
すると酸素や栄養分が行き渡りにくくなり、卵巣や子宮の機能が低下します。健康な卵子が作られなくなるばかりか、子宮内膜が十分に育たないことで、たとえ受精しても着床までたどり着くことができなくなります。
まずは首、手首、足首を防寒して徹底的に寒さから身体を守りましょう。
またカイロを使って、腰の下からお尻の割れ目の上辺りにある「仙骨」を温めることもおすすめです。仙骨周辺には太い血管や神経の束があるので、効率よく身体全体を温めることができます。
身体を中から温めるには、食事にマイタケをプラスすると良いです。マイタケに含まれるナイアシンは血管を広げる作用が、β-グルカンは血液をサラサラにする作用があります。
軽い運動やストレッチをしながら身体を温めるのもリフレッシュ効果がプラスされて良いですよね。
自分に合った方法で冷え性対策をして、妊娠力アップを目指しましょう。
ストレスをためない

妊娠できた人の印象で共通しているのが、皆さんとてもポジティブ、そしてキラキラしているということです。人間の脳はストレスを感じると生殖ホルモンの分泌が滞ってホルモンバランスが崩れるようです。
赤ちゃんが欲しいのにできない⇒ストレスが溜まる⇒さらに赤ちゃんができにくい状態になる⇒もっとストレスが溜まる。
この負のスパイラルは私も経験者です。
でも「不妊治療をやめたら自然に授かった」「諦めていた頃にひょっこり妊娠した」という話をよく聞きますよね。ストレスが妊娠に与える影響がよくわかるエピソードです。
そこで私はブルーになるのは1日だけと決めました。
その1日はとことんがっかりしてみる。でも次の日からは赤ちゃん以外のことで心を埋めて、前向きに生活してみようと考えました。
そうしたら妊活中の生活がガラッと一変しました。
すぐに妊娠に繋がったわけではありませんが、徐々に妊娠の気配のようなものを感じたんです。すると気持ちもどんどん前向きになり、気づいたら授かることができました。
皆さんも良い意味で赤ちゃんのことを忘れてみてください。そうしたら赤ちゃんの方から寄って来てくれるかもしれませんよ。
タイミング法
妊活という言葉をご存知の方であれば基本中の基本ですよね。排卵時期を狙って性行為をし妊娠率を上げることです。
この方法で重要なのが排卵日を予測すること。これは基礎体温を計れば自宅でも簡単にできます。
それに加え排卵検査薬を使えばより確実でしょう。
排卵日が予測できたら、その前々日と前日に性交を行うと妊娠の確率が一番高いといわれています。
ただ予測はあくまでも予測です。
排卵日がいつなのかは排卵してからでないとわかりません。より妊娠の確率を上げるには、予測排卵日の前後に3〜4回はタイミングを取ってみましょう。
睡眠をしっかりとる

これは意外と疎かになりがちですよね。でも妊娠するには良質な睡眠が不可欠なんです。
人間が深く眠っているとき(ノンレム睡眠中)に出される成長ホルモンが女性ホルモンの分泌を促すことが分かっています。
また睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンには抗酸化作用があり、卵子の成長を阻害する活性酸素を分解してくれます。
さらに良質な睡眠がとれた次の日は、心が安定して活力が湧いてくるというメリットもありますので、できるだけ12時よりも前にお布団に入って、真っ暗で静かな部屋で寝るように心がけましょう。
私が妊娠までに取り組んだこと
色々と効果的な方法を紹介してきましたが、実際に私が第一子の妊娠までに取り組んだことは以下の6つです。
- バランスの良い食事
- ウムリンを使う
- 仙骨周辺にカイロ
- タイミング法
- ウォーキング
- 心のケア
この中で一番難しかったのは「心のケア」です。
あの頃はあれもダメこれもダメと自分を追い込みがちでした。旦那さんの声をシャットアウトしたこともあります。二人の子供をつくろうとしているのに、それじゃダメですよね。
そんな私もウォーキングを始めたことで、そんな袋小路から抜け出すことができました。食事やウムリンで体質が改善されていったのも大きいと思います。
ただこれは私の場合です。皆さんもご自身にぴったりの方法を見つけて、余裕を持って妊活に励んでください。
さいごに
私が第一子を妊娠する前に持っていた知識はタイミング法だけでした。ただ生理から14日目前後にタイミングを計るだけ。
食事に気をつけることも、身体を温めることも、ましてやサプリを飲むことも、今から思えば何の努力もしていなかったのです。
数年を無駄にしてしまいました。もっと早くに色々な情報を集めていれば、今頃第二子にも会えてたのかなと後悔する日もあります。
ただ私が第一子を妊娠したのは35歳を過ぎてからです。私にとっては奇跡でした。
アラフォーの私が二人目を妊娠できるのかはわかりませんが、もう一度奇跡を起こしてみせます。
こんな私の集めた情報が、妊活中のみなさんのお役に立てれば嬉しいです。終わりの見えずらい妊活ですが、一緒に頑張りましょう!
最近のコメント